阿部真央「素。」
阿部真央は、かなりすごいと思う。
- アーティスト: 阿部真央
- 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
- 発売日: 2011/06/01
- メディア: CD
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詩がいい。ラブラブな女の子目線から、片思いの男目線まで、いろんなシチュエーションの詩を書ける。
曲がいい。ロック寄りのJ−POP王道を行く、耳なじみの良さ。
これだけ3拍子そろった歌手はなかなかいない。
しかし・・・、それほどブレイクしていないようだ。
実力から言えば、おかしい。
私の考える理由。
それは、うますぎること。
というのは、先に挙げたとおり、声色・詞・曲のバリエーションがありすぎて、すべてそつなくこなしているので、
阿部真央ならこれ!という強烈な個性が出せていないところだと思う。
シングルも、迫力系とかわいい系が交互に出てる感じであるし。
万能戦士より、一点集中型の方が、世の中にはアピールできるのではないだろうか。
最近のJPOPアーティストの中では、同じくらい歌がうまいと思うsuperflyなんかは、アーティストイメージがかなり固定されている。
しかし、私が阿部真央を好きな理由は、バリエーションの豊富さにある。
これまで出ているアルバム3枚とも、いろんな曲が散りばめられていて、毎回通しで聴けるのがよい。
個性の中のどこか一点に集中して、一気にブレイクしたら、それはそれで寂しいかも・・・(笑)