桃色学園都市宣言(仮)

♪ BARBEE BOYS 「ごめんなさい」

阿部真央「素。」

阿部真央は、かなりすごいと思う。

素。(初回限定盤)(DVD付)

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歌がうまい。迫力のある声から、ちょっと舌足らずな声まで曲にあわせて声色を使い分けることができる。
詩がいい。ラブラブな女の子目線から、片思いの男目線まで、いろんなシチュエーションの詩を書ける。
曲がいい。ロック寄りのJ−POP王道を行く、耳なじみの良さ。

これだけ3拍子そろった歌手はなかなかいない。
しかし・・・、それほどブレイクしていないようだ。
実力から言えば、おかしい。

私の考える理由。
それは、うますぎること。
というのは、先に挙げたとおり、声色・詞・曲のバリエーションがありすぎて、すべてそつなくこなしているので、
阿部真央ならこれ!という強烈な個性が出せていないところだと思う。
シングルも、迫力系とかわいい系が交互に出てる感じであるし。
万能戦士より、一点集中型の方が、世の中にはアピールできるのではないだろうか。
最近のJPOPアーティストの中では、同じくらい歌がうまいと思うsuperflyなんかは、アーティストイメージがかなり固定されている。

しかし、私が阿部真央を好きな理由は、バリエーションの豊富さにある。
これまで出ているアルバム3枚とも、いろんな曲が散りばめられていて、毎回通しで聴けるのがよい。
個性の中のどこか一点に集中して、一気にブレイクしたら、それはそれで寂しいかも・・・(笑)