桃色学園都市宣言(仮)

♪ BARBEE BOYS 「ごめんなさい」

DREAMS COME TRUE 「あの夏の花火」

The Swinging Star

The Swinging Star

当時のドリカムは本当に売れていた。
そして、売れるのも当然といえるほど、このアルバム↑の完成度は高い。
ドリカムのアルバムはどれも良いが、
朝ドラの主題歌(晴れたらいいね)というキャッチーな曲を入れつつ、明るい曲から切ない曲まで、バリエーション豊かで捨て曲のない構成は、このアルバムが一番と思う。

出だしのDJ風インストに、前作アルバムの最終曲(「銀河への船」・・・この曲も最高!)のフレーズが使われて、そのまま実質的な1曲目に入るという、展開は素敵すぎる。
その曲が、「あの夏の花火」。
改めて歌詞に注目してみると、これがまたたまらない!
http://music.yahoo.co.jp/lyrics/dtl/KAA002535/AAA422098/

基本的には叙景的な詩で、風景が思い浮かんでくるだけで素敵なのだが、伸びのある歌声(このころが吉田美和の絶頂期ではないだろうか?)に、切なげな曲調と合わさって、一転心に響いてくる叙情的なものに変わるところが、何ともすばらしい。
ストレートな表現がないまま、切ない気持ちを感じさせ、また言い過ぎないことで聞き手それぞれの心にそれぞれ響くものとなるのだから。

次の曲は一転して、はっきり分かるようなラブラブなシチュエーションを明るい曲調で歌い上げる曲だったりして、何とも隙のないアルバムだ!
発売が、なんと19年前だというのだから、まあ私も年をとったものです。